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大姫と海野小太郎幸氏

やわす日記

最近のお知らせ   NARUTOも終わり、七つの大罪も原作は少し落ち着いて、 暗殺教室も烏イリは見守りモードに入ったしで、 前から細々やっていた歴史物に注力しておりました。 大姫と言えば悲恋の代表選手で、プロの・・・

あわの幸 ささらほうさら姫 4

歴史小説

同じ頃、奥州征伐の北陸道軍、その軍馬達の総管理を任された中に海野小太郎幸氏はいた。 軍馬は何よりも大事な戦の道具。戦力の半分以上を占めると言っても良く、とても大事にされていた。 古代、平安より信濃の佐久郡(長野県佐久市)には特に素晴らしい名馬を産出することで有名な牧場があり、望月(満月)の日に朝廷に献上されていたことから「望月」という地名になった。

あわの幸 ささらほうさら姫 3

歴史小説

比企能員は内心舌打ちをした。 この姫はその母に似ている。手に負えぬじゃじゃ馬だ。 東国の武家の女は皆したたかで不遜だ。男に負けじと野山を馬で駆け、弓持って狩りをする。ずけずけと物怖じせずに言葉を紡ぎ、気に入らぬことがあると当然のように実力行使に打って出る。

あわの幸 序章.「武神の子」 一. ささらほうさら姫 1

歴史小説

林道を一頭の白い馬が駆けていた。 大きな黒い目に長い睫毛。気の強そうなその眼差しはただ真っすぐ前方を見据え、馬上の主など知ったことではないとばかりに、がむしゃらに脚を運んでいた。太いしっかりとした脚、短い扇状の太い首。長いふさふさとした灰色のたてがみと尾は風になびいて後ろに大きくはためき、どこか遠い国の軍旗のようにも見えた。

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