「お姉ちゃんの婚約者ってどんな人?」 そう聞いたら、お姉ちゃんは一瞬口ごもって 「とても頭のいい人よ」 そう答えた。
「暗殺教室」の記事一覧
イズヴィニーチェ(烏イリ)
寒い。 私は暗闇の中にいた。 身体に力が入らない。震える力すらもうなかった。
殺白、その後 (烏イリ)
イリーナが残していったグラスに、自らのそれを軽く当てる。 「オレも好きだぞ、イリーナ。訓練を怠らないプロは特に好ましい」 スポーツプレーヤーでも、殺し屋でも、研究家でも、教師でも 自らの仕事に誇りを持ち、その技術を磨くことに余念のない人間は見ていて清々しい。 オレは気分良く、最後の一滴を飲み干した。
隣にいる理由(渚カエ)
「はい」 差し出された手の平に、頭の中にクエスチョンマークが浮かぶ。 「えーと、なに?」 何か借りた物でもあったっけ?そう思いながら茅野を見たら、彼女はニッコリ笑ってこう答えた。 「明日の小テストに出る問題、私にも教えてよ」
奢 - おごり -(烏イリ)
奢 - おごり - 「何故、お前がついてくる」 「いいじゃない。財布は出してやるって言ったの、カラスマでしょ?」 「オレが言ったのは生徒に対してだ」 「何ケチケチしたこと言ってるのよ。器の小さ・・・
カラス - ヴァローナ -(烏イリ)
人に借りを作るのは得意。 だって、それをネタに距離を近付けるのが口説きの常套手段だから。 いくら隙のない人間相手だって、私のこの美貌とフェロモンは武器になる。 それこそ同性愛者とか偏愛主義者でもない限りね。